2010年5月15日土曜日

日経平均大引け:投資家心理好転、終値で10600円台回復

 13日の東京株式市場は3日ぶりに急反発した。大引けの日経平均株価は前日比226.52円高の10620.55円と終値ベースで5月6日以来、5営業日ぶりに10600円台を回復した。ギリシャの財政赤字に端を発した欧州信用不安への過度の警戒感が後退し、世界景気の回復や企業収益動向を見直す動きが強まった。朝方は欧米株高、午後はアジア株高を好感。先物が一段高にな レッドストーン rmt wm
り、現物株指数の押し上げにつながった。

 寄り付きから買い先行の展開に日経平均株価は10500円台を回復した。寄り付き前の外資系証券注文状況は売り1910万株に対し、買い1960万株、差し引き50万株と小幅買い越しに転じたほか、シカゴ日経平均先物が前日大証終値よりも185円高の10555円となったことで買い戻しが誘発された。

 午後に入り
、香港、シンガポール、上海などの各市場が軒並み高に転じると、日経平均先物が上昇。それにつられる形で日経平均も一段高になり10600円台を回復。一時、上げ幅は244円まで拡大する場面があった。

 最近、株価の足を引っ張っていた為替が落ち着いた動きとなったことも株価にはプラス材料。引けにかけてはユーロ?円が118円台前半へとユーロ高?円安が
進んだことが株価一段高につながった。おおむねドル?円は1ドル=93円台前半、ユーロ?円は117円台後半から118円台前半で推移した。

 投資家心理の好転も指摘され、リスク許容度が上昇した格好だ。国内では企業業績の発表が本格化しており、予想外の好収益が「ポジティブ?サプライズ」となり見直される銘柄が増えていることも、株価上昇につながった rmt

 
 欧州問題への不安心理は後退している。ユーロ圏の1?3月期の実質GDP(域内総生産)が前期比0.2%増と市場予想の0.1%増を上回ったほか、ポルトガルの国債発行が無難に終了したことやスペインの財政赤字追加削減策などが評価された格好だ。

 全般の地合い好転とともにメガバンクが軒並み高となった。好業績を発表した東京エレクト
ロン <8035> が買い人気化。出来高を伴い急伸し5日ぶりに6000円台を回復。半導体関連のエルピーダ <6665> も買われた。日立 <6501> 、東芝 <6502>  、ソニー <6758> 、キヤノン <7751> も高い。世界景気の回復期待から総合商社、海運、機械、鉄鋼などが買い直された。三井物産 <8031> が一段高となり、商船三井 <9104> も上伸。コマツ <6301> 、ファナック <6954> が
買い直され、新日鉄 <5401> 、JFEHD <5411>  なども高い。内需関連では三菱地所 <8802> などの不動産株やソフトバンク <9984> が高い。朝方軟調に推移していた第一生命 <8750> も引けにかけ伸びた。

 半面、今期の大幅減益見通しを打ち出した武田薬品 <4502> 、アステラス製薬 <4503> が売られた。日産自動車 <7201> は今期の会社計画が市場コンセンサス
を下回り、軟調展開。4月の携帯電話契約件数でトップの地位をソフトバンクに奪われたNTTドコモ <9437> も下落。(編集担当:佐藤弘)

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引用元:売買 不動産 | 松山市

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